合唱指揮者
この夏、07年に参加したオケコースに再び参戦の予定です。
知れば知るほど、やればやるほど、合唱指揮者の役割は奥深いと思います。
今年の課題曲の一つが、モーツァルトのレクイエム。
もー。超がつくほど有名なこの曲。を。不届き者のワタクシは、最後までまともに聴いたためしがなかったという…。
震災前、課題曲がコレと知って、「食わず嫌いをなおしなさい」と神様に言われている気がしました。
震災後、まずは、海外に行こうという気力が萎えました。。。いろんな感情が渦巻いて、なかなか結論が出せませんでしたが。
周囲の勧めもいただき。
マスタークラスではありますが、課題曲になんとなく「運命」のようなものを感じて、決心。
働かない頭で申込書を書いて提出、めでたく「参加」の運びとなったのであります。
超・有名なモツレクを、今(ごろ…)聴きあさっているのですが。
なるほどー。と思うことがたくさん。
言葉、祈り、音楽が一体化している演奏に出会えるのは奇跡みたいなものですよね。
一つ、すごく気に入った演奏がありますが、やはりこういう楽曲での「合唱指揮者」の力量ってとっても大事だな~と思います。
指揮者やオケがどんなに実力派でも、合唱がもにょもにょ、ごにょごにょしていたのでは、曲の魅力はまったく伝わりません。
本番を見越した(楽器との絡みや全体像を理解した)合唱指導が必要なんだろーなー。と、改めて、感じます。
…肝に銘じて勉強しよう。。。
「合唱指揮者」については、思うことが多々あります。
詳しくは、文章力もないし、あくまでも、私の主観的な思いなので、書けないのですが。
中学校から本格的に合唱を始めましたので、四半世紀を越えて合唱と関わっています。
指揮はヨチヨチの19歳から(ちなみに人生初指揮は中学3年生)。
学指揮も含めて10余年やった後、ハンガリーで受けた衝撃。
泣き笑いの3年間。帰国後受けた逆カルチャーショック。
不勉強な私が、合唱や、合唱指揮・指導者のことがすこぅしわかってきたのは、ここ最近のことです。
ヨーロッパでの3年間も大切な礎ですが、日々の活動を通じて学ぶことが多々あります。
正直、まだまだ知らないことだらけだし、音楽の前では自分があまりにも無知で小さすぎて、気が遠くなりそう。
うまく言えないのですがね。
目標とする具体的な人はいないのですが。私なりの理想とする合唱指揮者像があるのです。
合唱に限らず、たくさんの素敵な先生方や友人と出会ってきて、専門分野やスタイルには違いがあるとしても、輝く人には根底に共通するものがあるように思うんです。
「好き」ってだけじゃない情熱。あふれる探究心。理想を実現するための努力。
感謝。堅実さ。誠実さ。
周囲に惑わされない強い信念。
そういう精神性を軸にして、日々の活動があるというか。
知識も技量も、大事だけど、それがゴールじゃない。
「人として」求められるものがあるように思うんです。
あぁ、自省。。。
自分なりに思うところをすべて試してみよう、と思うんです。
ショートカットを求めずに。
一見遠回りに見えることでも、その過程から得られるものが多いはず。
…うまく言えないんですが。
合唱そのものを愛してやまないのは当然ですが、私には「合唱」を通じてみてみたい「世界」があるというか。。。
合唱だからこそ作れる世界、合唱にしか作れない世界があるんじゃないか。と。
成果はいつか、音楽にあらわれる…と信じて、コツコツがんばります!
コメントを残す