あまりにも大きな心の震えや体験は…
人に伝えられるようになるまで、時間が必要ですね(笑)。
私はまだ、2週間弱のハンガリーでの体験を、人様に上手に伝えることができません。
私ってば、もともと口下手だし☆
なんてったって、シャイで、内気で、無口☆
…かどうかはさておき。
経験したことが、あまりにも大きすぎて、何から話していいかわからないんです。
何か「いいこと」を経験して、それを第三者に話すのに、思い出し、言葉を失うほど感極まる、なんてことは、今まで経験したことがないので、混乱しています。
なので、この感情の揺れが自然に収まるのを待って、少しずつ報告していければいいな、と思います。
震災後という普通とはまったく異なる状況の中、いろんなことをやりくりして、家族やお仕事関係の皆さんにたくさん迷惑をかけつつ、出かけた訳ですが。
本当に渡欧した甲斐があったと心から思います。
色々協力してくださった皆さんに心から感謝しています。ありがとうございました。
この経験を、じっくりと音楽に投影させていくことで、ご恩返しができたらいいな~と思います。
今回、渡欧にあたって、色々心に決めていたことがあったのですが。
そのうちのひとつが、「受け入れること」でした。
例えば、自分の今の実力や置かれた状況をきちんと知り、素直に受け入れること。
一生懸命やってきても、できないことが多々あるのは時に悲しいことですが、音楽はシビアですので、口でいくら達者なことを言っても、本当の意味でできることできないことは明白に音に出ます。
できない人間の「出来るフリ」は、本人にとって損なだけです。
できないからこそ、勉強に行くのだし。
今の状況を踏まえて、「これから得るべきもの」を知ることにつなげたかったのです。
受け入れることは、他の面でも心がけ。
ファルカシュ先生の「なんで?」と思うような各種提案も、前向きに受け止めるようにしました。
その結果、私にとって、筆舌に尽くしがたいものすごいよい経験に結び付いた訳です。
もし、先生の申し出を拒絶したら、起こらなかっただろう、たくさんの嬉しいことが私の身に起こりました。
あとねー。
飲み会の誘いもできるだけ受け入れました(笑)。
おかげで、ハンガリーを出発する前夜、男子受講生たちと「ブダペストでボーリング」なんて稀有な経験もできましたわ。
自分の理想って。
自分の知っていることの範囲内でしかイメージできないのだと思います。
体験したこと、先輩方の偉大な功績等々見聞きして「知っていること」。
自分の経験と知識、皆さまのアドバイス等々に基づいて、自分自身で最大限に(いいように)妄想し、作り上げたものが「理想」なんだなーと思います。
理想と現実のギャップに出くわした時。
未経験なことや知らないことが多々ある人生で、未熟な自分が作り上げた小さな理想にしがみついて、現実をゆがめようとするより。
現実を素直に受け入れ、真摯に向き合い、その中でベストを尽くし。
尊敬する先生方や先輩方の言葉や人と向き合う姿を心に刻み、志の高い友人たちと語り合い、いろんな場所でたくさんの失敗と経験を重ね、自分自身と描く理想そのものを成長させ続けたい。
音楽は形がないですから。
いつまでもいつまでも、求め続け、成長し続けることができるんだと思うんです。
そういえばー。
…と、まったく話しがかわるのですが。。。
ハンガリー滞在記を書こうと思いつつも。
写真をあまり撮っていなくて。
周りの人たちが撮影していたので、「それメールで送って~」と完璧に他力本願で過ごしました。
その甲斐あって(?)、数日前から、コースの様子や、コンサートの様子が、友人たちのFacebook上に掲載され、それを眺めては思い出に浸ることができています☆らっきー☆
そんな訳で、ここでの(やぎ撮影による)美しい写真付ハンガリー滞在記はあまり期待しないでください(笑)。
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