オケコース日記 その1
7月12日(火)-出国前日-
費用について「節約すべきところはできるだけ節約し、使うべきところに使う」をモットーに(笑)。
国内移動は、初めて「バス」。
東京まで3,500円ですよ。奥さん。
東京で友人と会い。人生について大いに語る。
準備が適当過ぎて成田へのスムーズな行き方がわからなくなり。
頼りのスマホは充電切れ寸前…。
結局、国内移動なのに、成田への行き方を友人に手伝ってもらって調べる始末(汗)。
さらに、ハンガリーでのホテルの英文予約書等、たくさんの忘れものに気付き。
成田には無事に着いたものの、なんだかとっても綱渡りな雰囲気。
日本での仕事についても、ネガティブな事案が舞い込み。
急にいろんなことが不安になった、出国前夜でございました。
7月13日(水)-いざ!ハンガリーへ-
色々考えちゃって、眠れぬ夜を過ごして。
でも、そのおかげで腹をくくれた出国の日。
忘れもののうち、「万が一に備えた防寒具」を成田空港で購入することにしたのですが。
最後にハンガリーを訪れた時の印象があまりにも強すぎて(死者が出るほどの酷暑)。
暑さ対策に重点を置いた準備をしておりました。
「無駄にしたくないなぁ~」と、薄い長そでシャツを一枚だけ購入。
今思えば、考えが浅かった…となるのですが。
フィンランド航空。
今回は、ヘルシンキ経由です。
ムーミンに会えるかな。
ヘルシンキでは乗り継ぎに1時間ちょっとしかなく。
さらに、出国前から色々と格闘してきたスマホと、また格闘してしまい。
ムーミンには会えないまま、ハンガリーへ。
ブダペシュト到着は、確か現地時間の夕方6時過ぎでした。
空港からホテルまではエアポートシャトルミニバスを利用することに。
バス+地下鉄でも行けるのですが、荷物を持っての移動が大変なのと、(一応)女性のひとり旅。
ここが「使うべきところ」その1。
このバス。方面が同じホテルの人たちと同乗するのですが。
お隣になった方が、カナダ・トロントから来たという女性でした。
「音楽の勉強に来た」「専門は合唱」と告げたところ、目がきらきら☆
おもむろにi-podを取り出すと「歌が入っているから聞いてくれ」とおっしゃいます。
お嬢さんが音楽を志しているというので、きっとその子の演奏だろうと、ワクワクして聞くことに。
前奏ですぐに曲名がわかりました。
なぜなら、「タイタニック」の「My heart will go on」だから。
美しい前奏のあと、歌声が…。
……。
それはそれは…。筆舌に尽くしがたい…。カラオケ。
「私が歌っているのよ」と、コメントを求めるきらきらした眼差し。
悩んだ挙句「歌が好きだってのがすごーくよくわかるよー」と満面の笑みで伝え、演奏の途中でしたが、イヤホンをお返しいたしました。
最後まで聞く気力はちょっとなかったです。。。
その後もかみ合わない会話を楽しみつつ。
無事にホテルに到着。
一人で滞在するので、ここもちょっと奮発して、「四ツ星ホテル」。
しかも、できるだけ、交通の便がよく、何より景色がよいところにしました。
絶好のロケーション。
荷物を部屋に放り投げ。
ドナウ川沿いを散策。
2002年が初ハンガリー訪問。
2004年から2007年までハンガリーに住み。
その間、この界隈も何度も訪れましたが。
またここにいることがとっても不思議。
懐かしいような、嬉しいような、いろんな感情が湧きあがりました。
近所のスーパーで、昔ハンガリーにいた時よく好んで食べたお菓子とビールを買い、簡単な夕食。
「ホテルについても、勉強をがんばるぞ」という気合いは空回り。
日本からハンガリーへの長い一日を振り返ることも、明日への期待と不安をどうこうすることもなく。
あっという間に夢の世界へ旅立ってしまったのでした。。。
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