歌の力
昨日、ラジオに出演したのですが。
その際に「好きな曲を」とのことで、平原綾香のジュピターをかけていただきました。
思い出の1曲として持って行きました。
2004年に留学したのですが。
当時の私は、合唱歴だけはそこそこあったものの、音楽の基礎はまだら。
英語は「名詞って何ですか?」と語学の先生に質問して失笑を買ったくらいの落ちこぼれ。
そのくせ、苦労してやっとの思いで手に入れた仕事を捨てて、留学のチャンスに食いつこうとしていた、ちょっと狂った人でした(笑)。
狂っていたとはいえ、見知らぬ土地に一人で行く不安。
子供の頃からの英才教育がないのに、音楽学校でやっていけるかの不安。
言葉がわからないことへの不安など、不安材料は数え上げたらキリがなく。
そんな時、毎日の通勤で、車中で平原綾香のジュピターを大音量で聴いて、自分を鼓舞していたんです。
「夢を失うより悲しいことは、自分を信じてあげられないこと」
というくだりがね、私の心にいつも、聴くたびに、響いていました。
一部でも書いたらジャスラック来ちゃうのかな…(´・ω・`)
いよいよハンガリーに出発する夜、成田空港で号泣したこととか。
昨日は、色々思い出されました。
曲と一緒に、あの時感じた本当に小さなことまで、色鮮やかに思い出されて。
そういうものを超えて、今の自分がいるんだな~と改めて思った次第。
いつまでも過去の出来事を語っているのもどうかな~と思う時もあるんです。
未来志向のために。
でも、急に今や未来が生まれる訳ではなくて。
過去の出来事の一つ一つが今に結びついていて、それが明日につながっているのだから。
たまには、こういう振り返りもいいですね。
いやー、本当に、よく生き延びているなと思って(笑)。
あのできなさ加減で、よく行ったな~~。
今もね、自分の足りないところに目が行くことも結構あるんですけど。
あの時の私と比べたら、別人のようですから(笑)。
自分を信じることは忘れないようにしたいなと思いました。
それにしても。
やっぱり音楽ってすごいですね。
特に歌には底知れない力があると改めて思いました。
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