モルモット。

昨日ヴィオラの2回目のレッスンがありました。

年のせいか(笑)、「楽器が重い…」「腕が苦しい」など、思ったことが勝手に口から出てきてしまうんです。

「今のは愚痴ではありません、タダの感想です」と言い訳しながら、レッスンを受ける大人初心者。

合唱おバカさんがなぜいろいろな楽器に手を出しているかというと。

理由はたくさんあって書ききれないのが正直なところですが(^^;;

その中の一つに、「音楽の基礎力」を自分モルモットで研究中、というのがあります。

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(これはヤギです。)

合唱の魅力の一つは、自分の声が楽器で、歌うことを通じて誰でも演奏する喜びを体感できること。

そして、「歌うこと」は音楽全般に通じる基本でもあります。

ハンガリーのコダーイ先生は、楽器を手にする前に「歌うこと」を推奨しておられます。

合唱は歌うし、声でアンサンブルもするし、音楽のいろんな要素がぎゅ~~っと詰まっている次第。

歌うことをたくさん経験してから、楽器を持つとどうなるかな?というのが知りたいことの一つ。

ところで。

合唱では、「音符を読んで(自分で音程をとって)歌うこと」が必要になってきます。

体には、鍵盤楽器などと違ってキイを押すと正しい音が発生するような装置がないんですよねぇ。

頭を叩くとCとか、鼻を押さえるとF#とか鳴ればいいのに、と思ったことは数知れず(笑)。

多くの場合、「音を聴き覚えて歌う」ということが行われます。

音符を音に起こすための補助ツールとして、鍵盤やその他の楽器、今は各種音源も豊富です。

先輩の口頭伝承もありますね。

でも。

もし、自分の中のある「音符を見て音を思いうかべる能力」「頭の中に浮かべた音を聴きとる能力」をきちんと育てることができれば、楽器や音源で「繰り返し繰り返し聴いて覚える」という時間が不要になるわけです。…理想では。

全員が初めて出会った曲でも、大丈夫!なはず。…理想では。

(極端に難しいものはもちろん楽器などの助けが必要ですが)

私は中学からずっと合唱をやっていますが。絶対音感は皆無。

パート練習など皆で音を取る時間もありましたし。

家でよちよちピアノで音を覚えたりして、大体音感で楽しんでおりました。

相対音感を駆使して音符からダイレクトに音を読む技量(方法)を「知った」のは、大人になってからです。

あることを意識しなかった能力なのですが、相対音感はみんな持っていて、きちんと訓練すれば、誰でも音符から歌えるようになるようです。そしてその効能は幅広く、歌や合唱以外にもつながっていくそうで。

でも、人さまがそうおっしゃるからと受け売りでお勧めするより、自分をモルモットに、どうすればよく育つのか、育つとどうなるのか、合唱はもとより楽器演奏にどう生きるのか、まずは体験してみたいと思っているところなんです。

私は音楽の幼児教育は受けていませんので。(幼稚園や保育園にさえも行っていませんし。。。)

私の体験は、おそらく、大人になってから何か音楽を始めたいと思っている人に役立つこともあるのでは?と思われます。

ヴァイオリンやヴィオラは、自分で音程を取る楽器なので、ものすごーく、わかりやすいデス。

自分の伸びしろが(^^;;

まさか自分が楽器を弾くとは思っていなかったので、感慨深いのが正直なところ。

先生と二重奏などすると嬉しくて、舞い上がって、音が外れそうです(笑)。

どうしても、今向き合っている楽曲や事象をどうするかに気を取られてしまうのですが。

それらを解決する方法や考え方が、小手先ではなく、今後他の壁に出会ったときに、ちゃんと機能するよう、自分の血肉になるように仕向けたいんですよねぇ。

音楽を始めるのに早いも遅いもない!(と信じております)。

とはいえ、時間は有限ですから、自分に合った、効果的な習得方法を知って、実践することは大事と思います。

合唱団では、皆さまの合唱での体験が、合唱だけに閉じずに、広い音楽世界につながっていくようだといいなとも思っています。

そんなわけで、まずは、自分から。

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