自習教材…。

新しいことを始めるときはだれしも初心者ですが。

私は長い間、語学、音楽を通じて、何らかの初心者体験を常々しているように思います。

ここ2~3年はもっぱら、弦楽器初心者を満喫中。

先月の弦楽器発表会に参加する直前、弓の持ち方を間違えていたことに気づき。

その修正の過程から、急に、これまで使っていた教材「以外の」教材にも興味がわくようになりました。

去年某ヴァイオリン講座で講師のハンガリー人の先生が紹介していた本をお取り寄せ。

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先日、ざっくりさらってみたのですが。

ハンガリーでは、楽器を手にする前に音楽の基礎を歌いながら学ぶので、楽器演奏技術習得のスタートラインというかアプローチが私が学んでいる日本の教材とは少々異なるように思います。

譜例しかみていないので、深くは書けないですが、これからもっと詳しくみてみよ~。

その他ヴァイオリン教材。

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私はスズキの教本(真ん中)から入りました。

先に進む過程で先生から「新しいバイオリン教本」(左側)の3巻を紹介していただきました。

思い立って1巻から購入し、一からさらってみたら、「ぶんぶんぶん」で躓く私(笑)。

「ちょうちょ」だって、知ってて歌えるからって、ヴァイオリンで美しく弾けるかと言えば全く別の話なのですよ、奥さん!

右端は、みんな大好きセブシック(私は苦手)。

ヴィオラ教材。

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このほか、ホーマンの2声の教本(の移調譜)と、みんな大好きセブシック(私は苦手)が手元にあります。

教本…と言われるものでも、いろいろなアプローチがあって。

最近弦楽器の練習がやたら楽しく充実して感じる理由の一つに、相性のいい教本と出会ったのがあると思います。

私にとっては、「新しいバイオリン教本」と「やさしいヴィオラ入門」がそれ。

2冊には、弾き方を習得するステップに明らかに共通点があり、私には頭と体がリンクする感じが強いです。

他の教材はおそらく、次のステップで大活躍するものと思います。

音楽の習得は、もちろん、レッスンで先生の手ほどきを受けることが大きな助けになりますが。

向きあう時間のほとんどは「自習」ですから、手元にある教材、そして練習曲との、「自分自身の」相性ってとても大事。

また、いかに、複数の視点から理解を深められるかも大事だな~と思います。

思い返してみれば、留学中のレッスンなども、いつも複数の教材、楽曲を並行して学んでいました。

一つの曲を完璧目指してひたすら繰り返すより、複数のものを並行して少しずつ学ぶ方が、根底に流れる砂金のようなものを頭と体に残していける、と私は思っています。

時々全く初心に帰ってさらい直すってとても楽しいし、いい勉強になりますね。

戻るたびにブラッシュアップされる初歩の技術は、きっと、今後の強固な礎になっていくでしょう。

<おまけ>

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我が家のニューフェース。

メトロノームのタクちゃん(笑)。

ずっとデジタルメトロノームだったのですが、思い立ってアナログにしてみました。

振り子、木製ならではの音色、手に乗るほどのコンパクトさ、すべて気に入っています。

何より、アンサンブル大好きな(友達のいない)私としては、ビート担当(?)のアンサンブル仲間を手に入れた心地(笑)。

これも弦楽器の練習が楽しい理由の一つです。

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