【奏華】音符の読み方もやりますよ~【団員募集中】
先週2件の体験会を実施し、おかげさまで、新しい団員さんを複数お迎えできることになりました。おめでたい。
LVEも奏華も、コロナ禍の影響で本当に苦しい期間を経ての今です。
やっと常設団体としての活動ができる、というところまできました。感慨深ーい。
じっと耐えてお待ちくださった皆様、ありがとうございました。いよいよですね。
初めましての皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
LVEも奏華も引き続きメンバーを募集していきます。
なお、LVEは、経験者(ご自分である程度譜読みができる方)でアルトのみの募集となります。
奏華は引き続き全パートで募集しております。こちらは音楽経験の有無は問いません。むしろ未経験者熱烈歓迎。
興味のある方は、各団のHP等をご覧の上、お気軽にお問い合わせくださいませませ。
ところで。
私の合唱団に見学や体験に来られる方々の中には、そのアプローチに戸惑われる方もいます。
音符の読み方に正面から取り組むからです(笑)。
俗にいうパート練習がありませんし、ピアノ等の利用は極力控え、できるだけ人の声でハーモニーを作ることに取り組んでいます。従来の合唱の「音取り」という形とは異なりますので、戸惑われるお気持ち、よくわかります。
合唱をやるうえで、音符の読み方とどう向き合うかは、「向き合わない」という選択肢も含めて、いろいろな考え方があると思います。
今は音源付きの楽譜もありますし、スマホ一つでいろいろなことができますしね。
私個人の基本的な考え方は、楽譜を用いる活動においては、音楽の情報を表している音符の読み方の基本的なところは、歌う人自身も押さえておく方がよい、というものです。視唱、つまり、音符を見て歌う方法をある程度知っておくことは、その人自身の音楽活動にも役立つと思っています。
演劇や映画を想像していただくとわかりやすいでしょうか。
台本が配られて、セリフや動作、世界観が演者間で共有されると思います。その内容は文字で書かれているかと思います。
台本の「文字」の読み方がわからない場合、読み方をマスターするか、誰かに読んでもらって覚えることになろうかと思います。後者は実はものすごく時間と労力がかかります。そのうえ、台本が新しくなるたびに、またゼロから聞き覚える作業をしなければなりません。
音楽でも同じことがいえると思っていて、音楽情報を伝えるために記されている「文字」の読み方を覚えた方が、一見遠回りでも実は近道である、というのが私の考えです。
その世界で用いる言語をある程度理解することで、奏者間の対話を成り立たせることが可能になりますし。
何より、「読む」というプロセスを経ることで、作曲家という第三者の言葉が自分の言葉になっていく感覚を得ることができるように思うんですよね。
歌は、歌詞と旋律という2つの言語の組み合わせでできていると考えることができます。特に合唱活動においては、ややもすると歌詞の理解を深めることに比重が置かれがちで、バランスとして惜しい気がしています。
近視と乱視の人が、近視の眼鏡だけでものを見ている感じというか…(笑)。このたとえはこの経験がある人にしか伝わりませんね(笑)。
要はバランスを大事にしていきましょう、ということです。
また、音の名前を知っているにもかかわらず、自力で音にすることに困難を抱えているのであれば、音にできる方法にシフトすることをお勧めしたいのでございます。
過去の学びから、音の名前(知識)と体感にずれを抱えている人が多いです。私自身も昔はそうでした。
そういう方々は一度過去の学びをほぐして、再度編み直すという作業をお勧めする次第です。
最初は少し困惑することもあるかもしれません。しかし、新しく編みあがった知識と体験は、それぞれの今後の音楽経験の強固な足場になっていくのではないか、と思います。
そんなわけで、私の合唱指導では、特定の楽器に紐づけず、声を使って音符の読み方を共有していきます。
特に奏華は、新しい団体ですので、豊かな音楽経験を持つ合唱愛好者と、合唱初心者の方々を交えながら、音符の読み方、響きのとらえ方を丁寧に整理していきます。
今がチャンスですよ~。
ぜひふるってご参加ください。
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