プライベートレッスンやってます。

今日の仙台は雪ですね~。

お気に入りのコートと靴を手に入れてから、冬が楽しみになりました。

ところで。去年から「やぎミュージックらぼ」という音楽教室(みたいなこと)をやっているのですが。

今年に入って、「どれみサロン」というクラスで「プライベートレッスン」をよくやっております。

俗に言うソルフェージュですが、受験対策ではなく、音楽を楽しむための基礎能力向上クラスです。

基礎能力って、実は奥が深くて、何と何ができたら、基礎OK!みたいにまとめるのは難しいです(^^;;

少なくとも、合唱団に入って歌うことは、応用編なんだな~と最近強く思います。

敷居をあげるという意味ではなくて、基礎もちゃんと学びながら合唱をすると、合唱はもっと面白いということです。

基礎力があると他のパートにつられる心配もなくなり、他パートとのアンサンブルがむしろ楽しくなります。

未知の旋律を覚えるために「音取」にかけていた時間を、外国語の発音練習などに充てられますから、いろんなジャンルの曲に挑戦もできます。旋律とハーモニーで描かれた音楽世界に身を置く喜び、それを奏でているのがご自身だという「できる」喜び、そして聴いてくださる方々と共有する喜びも、歌う人に基礎力とそれに立脚する余裕があることで、より多く感じることができます。と思います。

ただ、音楽の基礎能力とそれを自覚し使えるようになる方法やかかる時間は、人それぞれ。

特に大人の場合、過去に受けた音楽教育も千差万別、現在の趣味趣向もあるので、課題との相性もいろいろ。

合唱のような大勢のグループレッスンの形態では取りこぼされる事象も多く、個人レッスンの方が柔軟に対応でき、過去の学びを生かし、取りこぼしの穴を埋めることが可能になると感じています。

ところで。

「●●ができないと自覚している人は、●●ができるようになる」というのを何かで読んだことがあります。

●●というできたらいいなと思う対象(の存在)を既に知っているから。

確かに、できるようになってみたいことを実現するための手段を探したり学んだりすれば可能性が高まりますよね。

例えば、リズムがうまく取れない人は、リズムの取り方を知らないことが多いです。だからそれを学べばいい。

音程がうまく取れない人は、音程の取り方を知らないのです。だからそれを学べばいい。

ということになると、私は理解しました。

あ。でも、例えば。

私で言うなら、100メートル10秒で走れない、のは、走れないです(笑)。

そりゃー無理。

でも、100メートルをゆっくり歩けます。(自慢)

レッスンで、生徒さんが抱えている問題やできないこと(できるようになりたいこと)を色々伺っていくと、リズムと音程の未整理に行きつくことが多いです。歌では、ご自身が音痴だと思い込んでおられる方も多いですが、実は、リズムと音程を分けて整理し修練することが大きな助けになります。

私たちは普段、リズムも音程も駆使して生きているのですが、あまりにも自然で自覚がないのです。

ご自分の中にあるリズムと音程感覚を意識、見える化し、整理することで、音符を見て歌ったり弾いたりすることにつなげていきます。

音符を見て歌ったり弾いたりできるのは、音符を見てご自分の中にある音楽の種々の要素(部品)が呼び出されるということだと思うのです。それと声の出し方や指の捌き方がリンクされて、音にすることができると。

音楽の初期レッスンでも、大人の場合、音符(楽譜)を見ながら歌唱・楽器演奏をすることが多いですが、もしその方が、音楽の基礎を整理しきれていない場合、音符を見て楽器で弾くのは実はかなりハイレベルなことで、技術の習得にも時間を要します。

鼻歌レベルで歌えるなじみの音楽→リズムや音程を整理→それらを示した記号としての音符を理解→演奏

という流れで、基礎力を整理、向上させる練習を入れていくことで、興味のある楽器を手に、好きな音を奏で、歌い、音楽と親しく付き合うことができるものと思います。

以上。

ちょっくら語ってみました。

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