年の瀬に

激動の2011年も間もなく終わりですね。

大震災のことは、あえて書くまでもありません。

これからもずっと、心に深く刻まれた想いとともに生きていく。

恐怖も悲しみも、心が震えた出来事も、私の歩みの礎になっていくのでしょう。

困難な中にあったからこそ、たくさんのことに気づかせてもらったように思います。

(世の中の役に立たたない、無力でちっぽけ~な自分も発見…。)

合唱活動では…。

震災直後は、練習場がなく…。

場所を借りれてもガソリンがなくて来れないとか、仕事環境が大きく変わって思うように参加できなくなったりとか…。

とにかく、集まれること自体が貴重なことなのだとわかりました。

集団を形作る「個」の違いも明確になったように思います。

「こんなときだからこそ歌わねば!」と言って、早々に活動再開してくれた団員さんたちに、私はものすご~く救われたんだと思います。

生活の中での優先順位は人それぞれです。

あの時から今までの間に、「合唱が生活(人生)の大切な一部分を占めている」と、合唱活動と生き様で見せてくださった団員の皆さん!!

開催困難と思われたコンサートを実現させてくれた委員の皆さん(特に、討ち死にした委員さんの分まで働いてくれた方々!)。

忙しい中、音楽的に支えてくださったピアニストの皆様!!!

皆さんと出会えた私は、本当に幸せ者です。

心から、皆さんと、皆さんに会わせてくれた音楽の神様に感謝☆

一緒に音楽ができてほんとーにありがたい!

個人的には。

まだまだ、いろんなことが足りないなぁ~と痛感する一年でした。

理想と現実の狭間でもがくのは相変わらず。

だからー、大事なのは現実なんだってば(笑)。

できない自分、わからない自分、自信のない自分を認めることで、理想に向かって一歩踏み出せるのですよねぇ。

物事は、「できる自信」があるからやるのではなくて、自信を身につけるためにやるように思います。

不安を克服するのは「自信」じゃなくて、成就するための「努力」。

重ねた努力が「成就」という形になって初めて、自分の自信になるんですよね。

最近、「成就する」って、思った形が出来上がることではないようにも思うんです。

目標とする型はあったとしても、決まった型にきちんと収めることを目標としてはいけない、というか。

足りないものや足りないことに不満を抱くのではなく。

埋めるための努力をし続けることは必須だし。

あるもので補える創意工夫だって必要。

失敗だって、経験。諦めるのも、経験。

「あぁ。やればできたのに、やらなかったよ!!」なんて、悔しい思いをするのも、大切な経験。

むしろ、型からあふれる、たくさんのいろんな経験をしちゃえばいい。

赤い何かを作ろうとして、できあがったものが青かったら、そりゃー、オオゴトだ!!

でも、その青が、想像していた赤よりずっと美しかったら…??

目標は到達点でもあり、越えるべきポイントでもあり…。

理想の型は、いつか破るべきものかも。。。

ままま。いずれにせよ。

無知な自分と出会い続けること、知らないことを一つずつ知っていく喜びをかみしめること。

目の前の小さな出来事に、一心不乱に向き合うこと、それが大事。私の場合。

人生一度きりだもんね。

やりたいようにやるんだもんね。

具体的には…。というのは、明日以降のテーマにします(笑)。

あと、数時間で2012年。

皆様どうぞよいお年をお迎えください。

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