2017お勉強ツアー in Hungaryを振り返る(8)
奨学金のレポートの提出〆切が来月になったので、ゆるゆる。
夏休みの宿題が終わらない気分…(^^;;
<セミナーのコース>
今回私が選んだコースは、音楽教育でしたが。
今回のセミナーにはほかに、下記のコースがありました。
○合唱指揮コース
○クリエイティブワークショップ-作曲ゲーム-
○声楽マスタークラス
○他に2つ中国の参加団体向けのコース。
セミナー初参加でしたが。
世界のいろいろな国から参加者が集っていました。
特に中国からの参加者数が半端なくて驚きました。
<各授業の感想>
◎合唱
参加者全体が、混声か女声合唱の何れかに振り分けられました。
私は女声。曲目は、コダーイの合唱曲。
リハーサルでの共通言語である英語がうまく機能しなかったこともあり、最初はカオスでしたが、
修了コンサートでは驚異の集中力で、非常によい演奏ができ、指導の先生も驚愕。
いい体験でした。
日々のリハは「体操→発声→(パート練習)→合わせ」と、オーソドックスな流れでした。
過去のコダーイ研究所での合唱は、パート練習はなく、初見で合わせから、が普通。
(最初の頃はそれが辛かったのですが)。
今回は、その方法では、遅々として進まず。パートに分かれての練習時間が設けられました。
初見で歌えない人の気持ちも痛いほどわかるし、自分は歌えるのに同じことを繰り返す練習に参加し続けるもやもや感もわかります。初心者にも、昔初心者だった人にも、毎回が新鮮な音楽の時間であるような指導、進行ができるかは、指導者側の課題とも言えます。
合唱指導を、歌う側で客観的に見ることができて本当にいい経験になりました。
前に立つセンセイのご苦労はいかばかりか(苦笑)。
◎ソルフェージュ
先日も書きましたが、リズムエクササイズ、ゲームがふんだんに取り入れられていました。
トレンドなのか、それとも、先生のご専門なのか。
いずれにせよ、私には非常に有益で。
子供に限らず、大人の初心者にも楽しみながら音楽の基礎力を向上できるメニューだと思いました。
その他、ルネサンス以降、各時代の課題を用いて、ソルフェージュと音楽理論を絡めたレッスンが展開。
今回張り切って練習した課題の一つ。バッハさん作。
楽譜は一つ。音部記号が4つ。で、4声のカノンになるんです。
よくこんなのが思いつくなぁと思います。
なお、独習としては、一つのパートをピアノで弾きながら、もう一つのパートを歌うのです。もちろんカノン。
究極の脳トレ。
最初は、なんぢゃこりゃぁぁ。という心地なのですが。
練習するとちゃんとできるようになるから不思議。
人間の脳みそすごいですよ。
ちなみにその下のカノンは、一段終わると、先行グループが全音上の同じ旋律を歌います。
階名(do re mi)は同じ、音名(CDE)はもちろん変わります。
「調子が狂わないように気を付けて。私、全音動くんで」
という歌詞だそうです。面白いですよね。
もちろん、こちらも、ピアノを使って独習可能です。
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