やぎ、震える

6月23日(日)のやぎらぼ企画の関係者限定イベントでは、初心者としてヴィオラとクラリネットを演奏しました。

とりわけ「やぎかる3/4」で出演したヴィオラ演奏では、合わせ練習中はほとんど起こらなかった「迷える山羊」になりました。

つまり、落ちました…(笑)。本番、おそるべし(笑)。

クラリネットは、コロナ禍中にはじめた楽器です。対面イベントで生演奏という状況が「お初」という事実に気が付いたのはいつのことだったでしょう(たぶん、本番間際)。

演奏中、指が震えましたよ(笑)。手は汗ばんですべるし。クラリネット初心者につきものの「ピー」も多発しました。

でもどちらも楽しかったです。なんだかいろんな人の勇気とやる気を刺激したらしいです(笑)。

思い返せば、今でこそ、Laetus Vocal Ensembleなどで一人ひとパートでも(ふてぶてしく)歌いますけど、昔は声が震えてしまったことありましたなぁ。私の震えが伝染して、みんなの声も震えだしたのもよい思い出(笑)。

大人初心者で人生初参加したヴァイオリンの発表会では、舞台袖で緊張しすぎて、天井を見上げながら「私なんでこんなことしてるんだろう」と思ったこともありましたっけね。

あの頃に比べれば、だいぶ心臓に毛が生えました。

ある程度の年齢になって、なんらかの初心者になる、ということは、あえて「今」できないことに向き合うことでもあります。ほかのことならできるのに…という葛藤に直面することもあります。

でも、自分の中にある、自分も知らなかった一面に出会う、絶好の機会だったりもするんですよね。

本番で落ちても死なないことを学びましたし、最近は「恥」という概念もなくなった感じがします(笑)。

一方で、失敗込々の人生の方がやたら楽しいという思いが増しました。

これも音楽の豊かさのなせるわざなのではないかと思う今日この頃です(笑)。

初心者マークを胸に、アラジンっぽい曲やバッハっぽい曲を演奏しました。(…らしい、という意味ではなく、原形をほぼとどめていないという意味です)

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