チャレンジは続くよどこまでも。
何度も書いたことがあるのですが。
留学初期の先生の言葉で印象的だったものの一つに
「誰もがみんな初心者だった」
があります。
私はピアノの弾き方をきちんと習い始めたのが、留学の半年前からで。
留学1年目は、簡単な2声の合唱曲さえ、なかなかピアノで上手に弾けませんでした。
スコアリーディングの時間、自分のポンコツぶりにがっかりして、「ごめんなさい」と先生に謝った時がありました。
先生は静かに、謝ることなどないと私を諭した後、「生まれた時からプロだった人など誰もいない。誰もがみんな初心者だったんだよ」とおっしゃってくださったのでした。
他の先生は、
「生徒はできないのではない、やり方を知らないのだ。それを教えるのが教師の務めである」
ともおっしゃっていました。
先生方の言葉は、初心者であることが恥ずかしいことではなく、誰もが通る通過点であると気づかせてくれて。
それが私を「いい年してこんなこともできなくて恥ずかしい」という感情から解き放ってくれたのでした。
更に。
いくつになっても、初心者に戻って、新鮮な気持ちで音楽と自分に向き合うことが、実はとても素敵なことだと気づかされることが多々ありました。
初心者であるということは、できないのではなく、「やり方を知らない」という状態です。
初心者ってすごいですよ。
これから新しい扉を開こうとする人、自分の可能性を見出そうとする人、チャレンジする人です。
もちろんやってみてできないこと、相性の良しあし、ご縁があることは現実としてあるでしょう。
私は自分が100メートルを10秒以下で走れるとは思いません(笑)。
走ることと相性悪いというのは、小学校時代に悟りました(笑)。
そもそも、信号点滅する横断歩道でさえ走らない(渡らない)人が、100メートルをタイムを目標に走るわけがない。
でも、自分の心に魅力的に響いて、やってみたいと憧れることはありますよね。
やってみたいなって思った時が、初心者になるチャンス、ひいては経験者になるチャンスなのだと思います。
子供が、ひらがなを初めて習えばひらがな初心者。
漢字を習いだせば漢字初心者。
新しいことに出会うたびに私たちはその分野の初心者になるのですね。
もちろんその人の志向、経験値に見合う「新しいこと」が起こって来るでしょう。
そして、チャレンジする人には、次々と新しいことが巡ってもくるのです。
もー、ボケてる暇なんてないですよ(笑)。
挑戦してみようかなと思った時が、時機なのだと思います。
素敵な初心者を経てぜひ素敵な経験者になっていってください。
で。
こんなチャレンジはいかが?(笑)
大勢で歌いなれた人たちに、一人一パートの喜びを(笑)。
ドキドキの受講お申込みありました。
引き続きドキドキお仲間募集中。
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