2017お勉強ツアー in Hungaryを振り返る(10)

このテーマ、二桁になってしまいました(^^;;

一応最終回です。

<国際オラトリオ合唱アカデミー>

今回のツアー、2つ目のコースは、カンタータやオラトリオなど(管)弦楽を伴う合唱音楽を学びあうコースです。

合唱アトリエと指揮コースに分かれています。

私は指揮コース受講で、5年ぶり4回目の参加。

今回はペーチという街で開催されました。

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有名な陶器ブランド「ジョルナイ」の産地。

…だと知ったのは、コースの途中、ジョルナイ一族のお墓めぐりや陶器博物館を訪ねるツアーに参加してからです(^^;;

このコースは、私には「武者修行」なんですけども。

実は、今回、細かいことがまだかけないんですよねぇ。

想うことが多すぎて。言葉にできないんです。

音楽も先生方も仲間も素晴らしく、充実していて、楽しかったですし。修了コンサートも無事にできました。

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ペーチの大聖堂で修了コンサート。お客さんたくさん。

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いい曲を指揮させてもらえてホクホク。

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ちゃっかりセンター。

でも。

同時に、このコースを通じて自分の音楽に向き合う姿勢の甘さを痛感。

終盤のある日には、ちっぽけなプライドとか、多少の自負とか、いろんなものが瓦解。粉々。

「5年間何やってきたんだー!?」と情けなく、旅に出たい衝動に駆られたくらい。

既に旅先なのに(^^;;

その晩は、ふて寝しているところを指揮仲間たちに呼び出され。

そのうちの一人の準備を皆であーだこーだ手伝い、そして、酒盛りしました(いつも通り)。

なかなか、人さまの勉強の裏事情は見れませんから、すごくいい刺激になり。

「あー。ただひたすら実直に向き合うほかないんだな~」と改めて思いました。

良く集まって飲んで、勉強した仲間。

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ワインセラーでの一コマ(笑)。

正直、コダーイセミナーとは打って変わって、振れ幅の大きい、精神的に凸凹した一週間でした。

知識や技術を手に入れたというより、もっと自分の内側に大きな変化があった期間だったように思います。

良薬は口に苦いのだ。

気心知れた親しい仲間に囲まれ、慣れたことだけを手掛けていたらそりゃー楽で楽しいですけど。

時には、こうやって、旅に出て、長年かけてまとった殻を、脱いじゃうことも必要だと、私は思います。

平たく言うなら、脱皮ですねぇ(笑)。

今回は、殻を強制破壊され、見事に丸裸にされた感じです。きゃっ(/ω\)

もうね、こうやって音楽活動をしている以上、いつ音楽を始めたかは関係ない(言い訳にならない)!ということも実感しましたよ。

何かにつけ「レイトスターター」を口にしていた私には、これが一番、響いたかな。

自分の思い違いや心身の伸びしろに気づける機会があるのは本当にありがたいことです。

お陰様で、見えるもの聴こえるもの感じるものが、夏前と今とでだいぶ変わっているように思います。

帰路に遭遇した「人生初のロストバゲージ」にも全く動じない、強い心も育ちましたとさ。

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