Viva! Vivaldi!

やることや締め切りに追われる生活から解き放たれて、腑抜けているやぎです。こんにちは。

お盆の入りですね。いかがお過ごしでしょうか。

あっという間に8月も半ばに差し掛かり、来週からの1か月がまた盛沢山になりそうなので、少々ここ最近を振り返っておきたいなと思います。

ここ最近はなんてったって、Music Assort の練習会が始まったのが大きいです。

念願の器楽付き合唱を、多くの皆さんにお集りいただいて実現できる運びとなりました。

テーマは「祈る」ですが、音楽の中身としての「祈る」はもちろんのこと、これまで震災やコロナで音楽機会の実現さえも奇跡なのだと痛感させられる出来事が多かったので、全員で無事に当日を迎えられることを本当に、心の底から祈っています。

合唱は一人ではできませんので、一緒に歌いたいと思ってくださる皆様&サポートしてくださる皆様に出会えて本当にありがたいです。皆様と一緒に充実した音楽の時間を迎えられればと思います。

永遠の18歳。リアルな年齢とこの先活動できうる年数を考えて、今回は、やりたい曲・名曲を選びました。リアル18歳のころ、人の死・生、宗教と音楽の関係を体験して以来、無意識にこの世界を追い求めいたと気づいたのは結構最近のことです。

思い返せば、2006年のスイス遠征で知り合ったアンドラーシュ・ファルカシュ先生に、翌年のハンガリーでのオラトリオアカデミーの指揮コースに誘われたのが、その実現の扉に立つきっかけでした。あの出来事がなければ、歌い手として参加することはあっても、それを指揮しようなどと思わなかったろうと思います。

そしてまた、このようなかなり特別な勉強の機会に参加し続けることができたのも、実現への大切なステップだったと思います。

オラトリオアカデミーはハンガリーで開催されていましたので、毎年参加するわけにはいかず。なかなか学ぶ機会がないところに、オーケストラ(だけ)の指揮を学ぶ機会を得て、細々と勉強を重ねてきました。

コロナ禍になり、合唱活動が激減していた2021年、京都でオラトリオアカデミーと同様の勉強会があることを知り、参加することにしました。コロナ禍中に、合唱猛者80名ほどと器楽の皆様と音楽ができたときは本当に感激しました。そして普段楽しく向き合っている合唱レパートリーとは少々異なる、私個人が追い求めている合唱の世界とはどういうものかを再認識できたことも嬉しかったです。

この京都の勉強会に今年も参加してきました。合唱猛者は120名を超えていたらしいです。すごい!本山秀毅先生、オケ、合唱の皆様、そして主催のコーラスカンパニーの皆様に本当にお世話になりました。

毎年いろいろな気づきがあるのですが、今年は、既知の曲との「出会い直し」と新しい曲との「出会い」が特筆すべきことです。

毎年バッハが課題曲ですが、今年はそこにヴィヴァルディが加わって、同じテキストを通じて作曲家の個性・語法の違い味わった経験は本当に面白かったです(Fun+Interesting)。もうね、バッハはもうね、毎回、「うおお…」という感じです(語彙力ゼロ)。かっこよすぎ。

ヴィヴァルディのグローリアは、どんなご縁だったか思い出せませんが、大学生の時か卒業した直後くらいに歌った経験があります。若いときは、「フツー」という印象で、2007年のオラトリオアカデミーでヴィヴァルディのクレドを勉強して、フツーのグローリアとだいぶ違うな、と思ったくらいでした。が、今回、しっかり向き合ってみて、この曲が時代を超えて愛好されている理由がわかったような気がしました。どの楽章も面白いのですが、リハーサルから感涙しそうだったのは、7番。この曲は、歌うこと合唱すること、人々が集って音楽することの魅力が溢れていて、胸がいっぱいになりますね。本番なんてもう、歌う人の姿がまぶしくて。私にとっての合唱指揮は、学べば学ぶほど広がり深まる世界に、自分がどんどん小さくなっていく感覚があるなかなかハードなものですが、こういう感動があるから続けられるんだなと改めて思ったのでした。素晴らしいグローリアとの出会い直しだったと思います。

新しい出会いは、Dixit Dominus。ヘンデルのDixit Dominusは2017年のオラトリオアカデミーで勉強しましたが(記憶はほぼない…笑)、ヴィヴァルディのDixit Dominusは「初めまして~」でした。今回は先生が指揮されるとのこともあり、準備不足以前の状態で出かけたのですが、いやー、本当に面白い曲でした。なんというか、一言でいうなら、エキゾチック、というところでしょうか。

ソリストがたくさん必要で、実現するには少々てこずる部分もありそうですが、いつか「Music Assort 」でやってみたいなと心底思いました。(宝くじあたれ!買ってないけど!)

そんなこんなで、今後も合唱バカライフをまい進していこうと思う次第です。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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