嬉しいなぁ

昨日はSIFの訪問演奏会でした。

詳しい様子は、SIFのWEBをご覧ください。

S.I.F. Choir Website

大震災後、4月の半ば、まだまともに合唱活動を再開できていない中、団員さんの一人が、地域のボランティア活動を通じて、デイケアセンターの方から、利用者さんを歌で元気づけてほしい…というお話しをいただいてきました。

団員さんが所属するSIFでぜひお引き受けしたい、と活動を再開したのが、5月始め。

震災の爪痕がいろんなところに出て、たくさんの困難があったのですが、姉妹合唱団コーロ・リエートの協力も得て、無事に演奏会当日を迎えることができました。

昨日は、設営のために、予定より少し早めに会場に入ったのですが。

既に、利用者さんは、聴く態勢で待っておられて。

たくさんの利用者さんがピアノや譜面台を設置する私たちに熱視線を送り続けていらっしゃいました。

本当に、とても楽しみにしておられるのを肌で感じました。

そのご期待に添うべく、団員が到着するや否や、リハーサルもそこそこに、演奏会を開始。

一曲ごとに、とても温かい反応をいただいて。

最後の「ふるさと」では皆さんがとっても大きな声で一緒に歌ってくださったのが印象的でした。

声をかけてくださったセンターさんでは、初の企画、とのことでしたが、本当に心温まる歓迎を受け。

大震災後初の出番で、昨日はちょっといっぱいいっぱいだったワタクシ。

SIFの昨日の様子を写真で見ながら、色々思い出し、今頃、胸が熱くなっております(笑)。

「当たり前」が、実は「当たり前」ではないと気付かされたこの数ヶ月。

私が愛して、そして信じる、合唱音楽や合唱活動というものが、世の中でどういう意味を持つのか色々考えてしまったし。

合唱指揮者を自称する自分の存在価値なんかも、考えました。

でも。

昨日のあの、出番前の熱い視線。

歌う人の笑顔、聴く人の笑顔、感謝の言葉。

心が温まり、胸が熱くなる特別な時間。

その瞬間を迎えるまでの必死の練習。

短い準備期間の中、なんとかして、少しでもいい演奏を、と思う、団員さんの熱意。

本番は出れないけれど、と、バックアップをしてくださった人もいて。

なんかねー。

3月から昨日までのいろんなことを思い出して、感慨もひとしおですわ。

苦しいこと、悲しいこと、経験したひとつひとつのことが今は嬉しい。

聴いて下さる方おひとりおひとりの顔が見える今回のようなコンサートで、合唱団と一緒に演奏活動を再開できたことを、本当にありがたく思います。

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コメント2件

  • Heart より:

    SECRET: 0

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    本当に素敵なコンサートでしたね。

    初めて訪問させて頂いた場所、聞いて下さった方々も初めてお会いした方々だったのに、私はあの場所に立った時、心からほっとしました。

    きっと、皆様の優しい視線に、ふるさとや親の姿を懐かしく思い出したのかもしれません。

    そして、皆様の楽しそうな笑顔に、大きな震災があってもお元気で良かった~と思ったら、涙が出てしまいました。

    先生がおっしゃるように、いろいろ大変でしたね。

    でも、こうやってまた無理のないスピードで一歩、一歩楽しみが生まれてきて嬉しいです。

  • やぎ より:

    SECRET: 0

    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456

    >Heartさん

    コメントありがとうございます。

    コンサートは本当にお世話になりました。

    すごく素敵な経験でしたね。

    毎回、いろんな発見や感動があるものですが、今回のコンサートはなんだか格別でした。

    演奏もそうですが、それ以外にも心に刻まれたシーンがいくつもあって。

    思い返すと涙が…。

    本当に、皆さん無事でよかったですね。

    私たちには私たちに合うスピードがありますね。

    急がない分、感受することができるものがたくさんあるんだと思います。

    これからも、一歩一歩無理なく前に進んでいきたいものです。

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